2025年5月号 イデヤのFP通信
ご挨拶
ご挨拶
5月の第2日曜日は「母の日」です。
1908年にアメリカの女性が、亡くなった母を偲んで追悼会を催したことが起源とされています。その追悼会で白いカーネーションを配ったことから、母の日にカーネーションを贈る習慣が広まったそうです。
日本には明治から大正にかけて、キリスト教団体によって伝えられ、戦後には百貨店などがキャンペーンを行ったことで定着したとされています。
日頃なかなか伝えられない感謝の気持ちを言葉にし、家族のつながりを見つめ直す機会にしてみてはいかがでしょうか。

今月号のちょっと気になるお金のコラム
世界長者番付が発表されました。世界1の資産家の保有資産は何と約49兆円と気の遠くなるような金額でした。
オンラインカジノ利用経験者、336万人、掛金合計1.2兆円
オンラインカジノについては、最近は芸人やプロ野球選手、1年前には米国メジャーリーグの大谷選手の元通訳による依存症が話題になりました。そんな中、警察庁は3月にオンラインカジノの実態把握のための調査報告を公表しました。
それによると過去にオンラインカジノを経験したことが有る人は336万人、現在プレイをしている利用者は196万人と推計されるようです。下表は年代別の利用者数と掛金です。

手軽にスマートフォンから時間の制約なくプレイできることから依存症になりやすく、短時間で借金を膨らませる危険があります。借金返済のために闇バイトにかかわるケースも多いようです。
日本ではオンラインカジノは違法です。SNS等で目にする広告には十分に注意しましょう。
ちょっと気になるお金のコラム
今年の世界長者番付イーロン・マスク氏が1位
先月米国経済誌Forbes誌は世界長者番付を発表しました。1位になったのはテスラ、スペースXを経営するイーロン・マスク氏で資産額3420億ドル(約49.59兆円)、2位はフェイスブックを運営するマーク・ザッカーバーグ氏の2160億ドル(約31.32兆円)でした。

1位のイーロン・マスク氏には11人の子どもがおり日本の少子化についてもたびたび警鐘をならず発言をしています。また今年はトランプ政権の米政府効率化省でも注目の的となっていました。
トップ3の創業年をみると、テスラ2003年、フェイスブック2004年、アマゾン1994年、とわずか2,30年の間ににゼロから何十兆まで資産を増やしているのは驚きであると同時に、日本では失われた30年などと言われている時期であることを考えると少し残念に感じますね。
10人の資産の合計は昨年の15,520億ドルから1.17倍増の18,210億ドルになりました。1ドル=145円で計算すると約264兆円で日本の国家予算の2年分以上です。ちなみにトランプ前米大統領の資産は51億ドル(約7,400億円)で世界700位だそうです。
ビリオネアの特徴は?
金額だけをみるとあまりにもかけ離れていて自分たちとは無関係に見えますが彼らの特徴をみると私たちの資産形成にも参考になる点があることに気づきます。
「お金持ち」というと親から莫大な資産を承継したのではと考えがちですが最近のビリオネアは少し違うようです。ランキングを見れば明らかなように、彼らは親から資産を承継したのではなく、創業した会社が大きく成長し、その会社の株式を大きな比率で持ち続けた人、つまり「成功したオーナー経営者」であることがわかります。
しかしながら起業をすれば誰でも簡単に成功できるわけでもありませんし、成功の陰には多くの失敗した人がいるのも明らかです。またそこまでのリスクをとってまで・・・と考えるのも自然なことだと思います。
そのような場合は、ビリオネア達をはじめとする世界の有能な経営者の事業の成果を享受することができる金融商品の利用を検討しても良いかもしれません。
自分の場合はどのような商品が向いているか、など気になる方はお気軽にお問い合わせください。